映画「鑑定士と顔のない依頼人」は、2013年に公開されたミステリー作品です。
オークション鑑定士が主人公として描かれていて、多くの美術品が作中に登場し、そちらも魅力の作品です。
今回は、ネタバレを含む映画のあらすじや、結末を解説&考察をご紹介していきます。
一度映画を視聴したことのある方で、「結末がよくわからなかった」という方も、是非読んでみてくださいね!
更新日 : 2025年03月26日

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映画「鑑定士と顔のない依頼人」は、2013年に公開されたミステリー作品です。
オークション鑑定士が主人公として描かれていて、多くの美術品が作中に登場し、そちらも魅力の作品です。
今回は、ネタバレを含む映画のあらすじや、結末を解説&考察をご紹介していきます。
一度映画を視聴したことのある方で、「結末がよくわからなかった」という方も、是非読んでみてくださいね!
オークション専門の美術鑑定士ヴァージルは、決して姿を見せようとしない女性から亡き両親の屋敷に遺した美術品の鑑定を依頼される。屋敷に赴いて鑑定をするなか、依頼人の女性が隠し部屋に潜んでいるのを知ったヴァージルは、彼女に激しい興味を持つように。
作品名 | 鑑定士と顔のない依頼人/THE BEST OFFER |
公開日 | 2013年12月13日 |
監督・脚本 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
主演 | ジェフリー・ラッシュ |
上映時間 | 131分 |
監督・脚本は、「ニューシネマパラダイス」を手掛けた、ジュゼッペ・トルナトーレが務め、作品賞や監督賞、音楽賞をはじめとする6部門を受賞している作品です。
視聴できる動画配信サービスは、以下の通り。
動画配信サービス | 無料トライアル期間 |
31日間 | |
30日間 |
どちらも無料トライアル期間を設けている動画配信サービスなので、お得に視聴することが可能です。
ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)
潔癖症なオークション鑑定士
クレア・イベットソン(シルヴィア・フークス)
「広場恐怖症」を患うヴィラの家主
ビリー(ドナルド・サザーランド)
ヴァージルの友人で仕事(詐欺)のパートナー
ロバート(ジム・スタージェス)
機械職人でヴァージルの友人
フレッド(フィリップ・ジャクソン)
ヴィラの元使用人
「鑑定士と顔のない依頼人」は、歳の離れた二人の恋愛映画かと思いきや、予想できないラストシーンを迎えます。
張り巡らされた伏線を回収していきましょう!
ヴァージルが最後の競売の場として向かったロンドン。
帰ってくると、コレクションしていた絵画と共にクレアまでもがいなくなっていました。
一体誰が首謀者でどこまでが共犯だったのでしょうか。作中に描かれることはありませんでした。
映画は全てヴァージル視点。

ヴァージルから見ると、周りはみんな友人や仕事仲間。
しかし実際は、ヴァージル以外の全員が共犯者の可能性が考えられます。

ヴァージル以外が全員グルだという可能性について、一人ずつ理由もご紹介していきます。
ビリー:(ヴァージルの仕事仲間) |
犯行の首謀者の可能性が高い |
・ヴァージルの肖像画コレクションを知る唯一の人物 ・クレアの母親の肖像画にビリーのメッセージ ・競売の最後の日、別れの挨拶を言っていた |
ロバート:(ヴァージルの友人で機械職人) |
首謀者とグルの可能性が高い |
・ビリーに雇われた共犯者の一人 ・本物のクレアからヴィラを借りていた技術者 ・クレアが失踪時、隠し部屋がある可能性を助言していた ・オートマタの録音機器を作成していた ・肖像画が消えた後、店を閉めていた |
クレア:(ヴァージルの想い人) |
首謀者とグルの可能性が高い |
・ビリーに雇わた共犯者の一人 ・本物のクレアの証言通り、ヴィラから200回以上出ていた ・広場恐怖症を患ってはいない ・ロバート共に肖像画を運び出した可能性がある |
ヴァージルを想う気持ちがあった可能性もあり |
・ヴァージルに「たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ」と発言 ・「ナイト&デイ」が実在していて、発言全てが嘘ではなかったこと |
フレッド:(ヴィラの使用人) |
首謀者とグルの可能性が高い |
・ロバートの作った発信機をヴァージルの車に取り付けた ・使用人にしてはヴィラのことを知らなすぎる ・11年働いていたのにクレアのことを見たことがないと発言 |
サラ:(ロバートの彼女) |
首謀者とグルの可能性が高い |
・ロバートがクレアの話をいているとヴァージルに伝えた ・ロバートと共に肖像画を運び出した可能性がある |
作中では、ヴィラの向かいのバーの常連客である小人症の女性が、ヴィラを所有する本物のクレアだと明かされます。
では、ヴァージルと親しくしていた”クレア”は一体誰だったのでしょうか?
こちらは作中で明かされることがありませんでしたが、おそらくビリーが雇った女性だと考えられます。
実際はヴィラには住んでおらず、「広場恐怖症」も患ってもおりません。
クレアが一度ヴィラから姿を消してしまった事件がありましたが、その時はヴァージルがアポなしで訪ねたため、クレアは外出していたのです。
その後ロバートからの「ヴィラに隠し部屋があるのではないか」との助言を受けて、ヴィラ内で発見されるクレア。
突然ヴィラに訪れたヴァージルに焦りつつも、ヴィラ内の隠し部屋に閉じこもっていたことにしようとロバートとビリーが考えついた作戦だと思います。
普通に外出をしていたことから、ビリーに雇われていた一般女性である可能性が高いですね。
ヴァージルとビリーは、協力して安く仕入れた作品を高額で転売して儲けていました。
ビリーは協力金には不満はなく、二人の関係性は上手くいっていたように思えましたが、これほど手の込んだ犯行を行うにはそれほどの恨みがあってのこと、のはずですよね。
考えられる可能性として、ビリーは作中で絵描きを目指していたと発言しています。
しかし、ヴァージルに「ビリーが描く絵には、”内なる神秘性”が欠けている」と言われ続けていたため、憎んでいた可能性がありそうです。
ヴァージルの最後の競売にてビリーは、「会えなくなると寂しいよ」とうっかり発言。
ヴァージルが仕事を引退しても、友人だったら会うことができるはず。
しかしビリーは、ヴァージルのコレクションを盗み、姿を消す予定だったために、このような発言をしてしまったのではないでしょうか。
ヴァージルの肖像画コレクションが盗まれた部屋には、ロバートによって復元されたオートマタが置かれていました。
そんなオートマタが発していた言葉、
「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」
「そのとおりだ」
「会えなくなると寂しいよ」
はどのような意味があるのでしょうか。
「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」 |
”偽物の恋愛も真実の愛のように見えてしまう”というヴァージルに向けた嫌味 |
「そのとおりだ」 |
”いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む”に対してのそのとおりだ |
「会えなくなると寂しいよ」 |
ヴァージル最後の競売の日、ビリーが最後に言った言葉 |
ヴァージルはクレアと愛し合っていると思っていましたが、裏切られた上に、大切な肖像画も全てを失いました。
クレアが以前に話をしていた「ナイト&デイ」が存在していなかったら、クレアのことを諦めるつもりでいたのかもしれません。
しかし、「ナイト&デイ」は実在しており、クレアの発言全てが嘘だった訳ではないと気付かされるヴァージル。
初めて肖像画のコレクション部屋を見せた際、「たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ」とヴァージルに伝えたクレア。
演技が上手な怖い女性だったという可能性もありますが、あの発言が嘘だったとは思えなかったヴァージルは、まだ心のどこかでクレアを信じているような気がしますね。
ヴァージルは、わずかな可能性を信じて「ナイト&デイ」の近くに引っ越し、クレアが現れるのを毎日待つつもりなのかもしれません。
この映画のラストは、「ナイト&デイ」でヴァージルが誰かを待ちながらメニューを見ているシーンと、病院で過ごすヴァージルの姿を交互に映して終わります。
捉え方によっては、ハッピーエンドと解釈する方もいるようです。
「鑑定士と顔のない依頼人」
— 脳内シークレット🗝⟡.· (@SecretSpacer) June 8, 2020
天才鑑定士が、何故か姿を見せない女性からの極めて怪しい鑑定依頼に翻弄されていくお話。
バッドエンドとしても、ハッピーエンドとしても捉えられる巧妙なラスト。
この作品が人生経験的に刺さる人はたくさんいるんじゃないでしょうか。私は…グサグサ刺さりました… pic.twitter.com/BliSKFBBWt
https://twitter.com/11023dat/status/1380954495106961411?s=20
一方でバッドエンドだという意見も多く見受けられます。
鑑定士と顔のないい依頼人で監督が「これをバッドエンドだと思う人は愛を信じていない人」みたいなこと言ってたのほんとに笑っちゃったな うるせ〜〜〜 その通りだがうるせ〜〜〜!
— 空室 (@wtrp121_) June 9, 2021
鑑定士と顔のない依頼人はとてもオススメ。劇場で2回観て、1回目はバッドエンド、2回目観たときはスーパーハッピーエンドだと思った。
— ときしらず (@nattomilk) December 3, 2019
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか視聴した方に委ねられるラストシーン。
視聴した方の感想にもあるように、いつまでも肖像画に恋をしているよりも、恋心を知ることができてよかったと思いますし、「ナイト&デイ」にクレアが訪れてくれるかもしれないですよね。
何度か視聴してみると違った点を発見することができますし、一度見た人は二度目を見てみることをおすすめします!
映画「鑑定士と顔のない依頼人」のネタバレを含むあらすじや、解説&考察をご紹介いたしました。
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真実を知ってから映画を視聴してみても面白いと思うので、是非一度視聴してみてくださいね。

海外ドラマ・お散歩・犬が好きです。「ウォーキングデッド」や「ストレンジャーシングス」にドはまりして、7回は観ました。皆さまのお役に立てる情報を届けられるよう、日々勉強中です!よろしくお願いします!